卸売業とは
メーカーと小売業の間に位置し、メーカーより商品を仕入れ、小売業へと商品を提供します。 中間流通業・問屋とも言います。
メーカーから小売業へ直接商品を運ぶ方が消費者がより安い商品を手に入れることができるのでは?と感じるかもしれません。実際にはそのような形態(中抜き)をとっている小売業もありますが、このような形態がとれる小売業ばかりではありません。
食品卸売業が無い場合
上図のように「卸売業が無い場合」では、メーカーは全国にある小売業の莫大な数の店舗に対して自ら商品を届けないといけなくなり、物流コストや受注等に伴う業務負担が大きくなります。
一方、小売業も取り扱いのある数多くのメーカーに対してそれぞれ注文・荷受をしないといけなくなり業務的負担が大きくかかります。
また、メーカーはある程度まとまった量で納品したいが、小売業は一括して仕入れ・保管できないという部分でギャップがあります。
食品卸売業がある場合
一方、「卸売業がある場合」は、小売業に代わりまとまった量で商品を仕入れ・保管し、必要な時に必要な量を小売業へ 納品します。そうすることで流通全体のコスト削減、受発注等の業務負担軽減を図り、まとまった量で納品したいメーカーと一括して仕入れ・保管ができない小売業とのギャップを埋めています。
また、卸売業の営業は全国のメーカーの膨大な商品を取り扱い、価値のある商品を提案していくことが仕事になります。 小売業、その先にいる消費者の皆様の食卓にワクワク感やドキドキ感などたくさんの楽しさを提供することができるのが大きな特徴です。